概要
- 2011-07-29追記: アップデートすると 6.0 時代に設定した yum のリポジトリ設定が上書きされ、初期化されていました。詳細は Scientific Linux 6.1 での yum リポジトリ設定 に書きました。
Scientific Linux 6.1 (SL 6.1) がリリースされました。
早速 SL 6.0 環境を yum update で 6.1 にアップグレードしようとしてみましたが、RHEL/CentOS と違ってそのままでは 6.1 にアップグレードされませんでした。
Scientific Linux では /etc/yum.repos.d/sl.repo などで定義されている $releasever の変数の中身が 6 ではなく 6.0 とマイナーバージョンまで含めて入っているようで、最新マイナーバージョンの yum リポジトリが参照されず更新されないようです。
これは商用製品などで特定マイナーバージョンでないと動作保証が得られない環境がある方には嬉しい仕様です。以前仕事で携わったところで、環境構築をしている方々が RHEL 5.x では自動的にマイナーバージョンが上げることを把握しておらず、タイミング良く新しいマイナーバージョンがリリースされ、その夜の自動更新でバージョンが上がってしまい問題が発生したことがあったので、そういったマイナーバージョンを固定したい環境では役立つでしょう。
一方で、ずっと古いマイナーバージョンのままにするのも良くないので、アップグレードして良いタイミングになったら次のようにしてアップグレードします。
現在バージョンの確認
現在のバージョンを確認します。
# cat /etc/redhat-release
Scientific Linux release 6.0 (Carbon)
# rpm -qa sl-release --qf '%{v}\n'
6.0
$release 変数の中身が 6.0 になっています。
sl-release の更新
一気にすべてのパッケージを 6.1 のものに更新しても良いと思いますが、まずは sl-release だけを更新します。
# yum --releasever=6.1 update sl-release ... 省略 ... Dependencies Resolved ======================================================================================================================== Package Arch Version Repository Size ======================================================================================================================== Updating: sl-release x86_64 6.1-2 sl 32 k Transaction Summary ======================================================================================================================== Install 0 Package(s) Upgrade 1 Package(s) Is this ok [y/N]: y Downloading Packages: sl-release-6.1-2.x86_64.rpm | 32 kB 00:00
更新されたバージョンの確認
更新されたバージョンを確認します。
# cat /etc/redhat-release
Scientific Linux release 6.1 (Carbon)
# rpm -qa sl-release --qf '%{v}\n'
6.1
6.1 になりました。
すべてのパッケージを更新
すべてのパッケージを更新します。
# yum update ... 省略 ... Transaction Summary ======================================================================================================================== Install 1 Package(s) Upgrade 147 Package(s) Total download size: 132 M Is this ok [y/N]: y
これで無事 Scientific Linux 6.1 環境へのアップグレードが完了しました。
今日(2011-07-29)時点では、Scientific Linux 6.0 のリポジトリで既に RHEL 6.1 の更新を先取りした最新 Kernel まで更新されていたので、既にその最新 Kernel を使用していたのであれば OS ごと再起動しなくても良いですが、更新前に最新 Kernel を使っていなかった場合や、いろいろ更新されたのですっきりしたい方は一度 OS ごと再起動しておくと良いです。
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